(一年半ぶりに記事投稿。休みすぎたんでぼちぼち再開していきます)
こんにちは、yutoです。
最近AWSの認定資格であるAWS Solutions Architect – Associateに合格できたので、記録として体験記を書いていきます。
少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。
目次
AWS SAAとは
AWS Solutions Architect Associate (AWS SAA)は、AWSの認定資格の一つで、クラウドソリューションの設計に関する知識を試されます。
AWS SAAを取るとクラウドアーキテクチャの設計、実装、運用のスキルを証明できます。
難易度的には基礎から中級レベルの知識ですが、しっかり勉強しないと普通に落ちる試験です。
- 試験形式: 65問の選択式と複数選択式の問題
- 試験時間: 130分
- 合格ライン: 1000点満点中720点以上
なんで受けようと思ったか
自分はこれまで主にフロントエンド、バックエンドのエンジニアとしてやってきてある程度プログラムは書けるけど、その成果物を動かすインフラの知識が無いことに危機感を感じたからです。
今まで個人開発でもインフラは特に何も考えずにherokuとかvercelとかに適当にデプロイしていたのですが、流石に冗長化だったり可用性を高めたりセキュリティをしっかりするとかサービスを運営するに当たってエンジニアとして最低限の知識をつけないとなと思いました。
そんなところで結局プログラム単体はインフラ環境に乗っかって世の中にリリースされる訳なのでこの部分はちゃんと知っとくべきであろう、という感じです。
ちなみになぜAWSにしたか?は素直に今の職場でAWSを使っているからです。
まぁIT業界って基本的に長いものに巻かれた方が幸せになれるので、クラウド系はまずデファクトスタンダードなAWSから検討してみるのがいいと思う
勉強前のスキル感
お前の前提条件どんな感じなん?という声が聞こえたきたのでなんとなくのスキル感を挙げてみます。
- フロントエンド、バックエンドエンジニアとして実務経験が4年ほど
- インフラ、クラウドの実務経験はほぼなし
- EC2, S3, Lambdaあたりは何となーくどのようなサービスか知ってるくらい
- IT系の資格はなし(昔に基本情報受けて落ちた経験あり)
- クラウドプラクティショナーは未受験
勉強方法
自分はまとまった時間で机に向かって勉強するのが苦手なので、基本スキマ時間とかに動画や問題集をひたすら回してました。
学習期間としては大体半年くらいです。
ただ自分は途中で勉強しなくなったり、一日10分くらいしかやらなかったり結構ダラダラ進めてしまったのであまり参考にしないでください。
集中してやればインフラ初心者でも1, 2ヶ月くらいで十分合格できると思います。
参考にした動画やサイトは下記です。
- Ping-t
- Udemy
- AWS公式問題集
Ping-t
Ping-tは主にインフラ関係のIT資格のWeb問題集を提供しているサイトです。
AWS SAAの問題集は無料で提供されていて、正直このPing-tだけやっていれば合格点は目指せると思います。
一問一答形式にもできて問題の後にすぐ解説が見れたり、その解説も画像や表で分かりやすく説明されているのでかなり使い勝手がいいです。
スキマ時間はとにかく問題集を周回しまくりましょう。
Udemy
知識のインプット用教材と問題集を買いました。
- 【SAA-C03版】AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験:短期突破講座(300問の演習問題)
- 【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
初めは何も知識が無い状態なので、通勤時間やスキマ時間は動画を見てインプットをして、そのあとにPing-tでアウトプットするの繰り返しでした。
問題集も買ったんですが正直あまりやってません。
第一回だけ回してPing-tの方が問題の後にすぐ解説が見れたり、解説が分かりやすかったりとUXが優れていたので早めに損切りしました。
問題難易度は本番より難しい設定になってるので、もっと高難度問題に慣れたい人にはおすすめです。
この2つ以外にも同じシリーズでハンズオン付きの動画もありますが、試験に受かりたいだけなら必要ないと思います。
もちろん一層知識を定着させたい人にはおすすめですが、結構ボリュームが長いのであまり時間をかけずに資格が欲しい人には向かないです。
実際自分もハンズオンなしで合格できました。
AWS公式問題集
AWS公式から提供されているSAA試験の模擬問題があるのでそれも解きました。
問題数は20問しかないので少ないですが、実際の問題の雰囲気を掴む意味でもやっておいて損はないと思います。
この問題集もそうですが、本番問題の日本語は結構怪しかったり、分かりにくい文章だったりするのでそれに慣れる意味でもおすすめです。
受けた感想
試験時間が2時間くらいある、かつ長文問題が多いので結構集中力が必要です。
普段そんなに本を読んだりしていない自分にとっては結構しんどく、問題文がなかなか頭に入らないので何度も同じ文を読んで理解したりしました。
日本語も若干怪しい箇所があるのでそのせいもあるかもしれないです。
よく受験のテクニックとして少し考えて分からない問題は一旦飛ばして次の問題と解くというのがあると思いますが、このSAA試験の場合長文問題がほとんどを占めているので、一度問題を飛ばすと戻ってきた時に再度問題を読んで頭で理解しないといけない時間が発生します。
これで結構頭のリソースと時間が奪われるので、一度解き始めた問題はすぐに分からなくても一旦飛ばさずに答えを一旦入力してしまった方が効率良さそう。
自分の場合、全65問解き終わったのは試験終了15分前くらいだったのでそこまで見直しはできなかったですが、活字に強い人ならもっと早く終わると思うので、時間制限はそこまで気にしなくて良さそう。
選択肢については基本的に4択ですが、明らかに間違っている選択肢はすぐ分かると思いますし、消去法とか使えばすぐ2択とかに絞れます。
最後に
SAA試験は数年に一回内容のアップデートがあり、現在はSAA-C03というバージョンになっています。
SAA-C03から問題が結構難化しており、特に実践的なアーキテクチャ設計について問われる長文問題が多く出題される様になりました。
長文問題のコツとしてはクライアントが何を実現したがっているかをよく読むことだと思います。
- コスト削減をしたい
- システムの可用性を上げたい
- 応答速度を上げたい
- 特定のユーザーのみにリソースを共有したい
などのキーワードと各サービスの特徴をリンクできていれば選択肢も絞りやすいかと思います。