Flutterをこれから勉強してみたいけど何から始めたらいいの?
という人向けに今回は実際にFlutter初学者の方向けにおすすめの技術書を3つ紹介してみようと思います。
最近は昔に比べてネットでFlutterについて調べるとヒットする日本語サイトも多くなってきています。
そうなると技術書はもう必要無いんじゃないかと思われがちですが、技術書には技術書の良さがあると僕自身感じています。
その理由については「ネットが普及した今、なぜ技術書を買うのか【結論:「信頼性」と「効率」を買っている】」で解説しているので良ければ参考にしてもらえると嬉しいです。
ネットが普及した今、なぜ技術書を買うのか【結論:「信頼性」と「効率」を買っている】
今回紹介する技術書は実際に僕が中身を見ておすすめできるなと思った物なので是非チェックしてみてください。
Flutterはバージョン1系と2系で大幅に仕様が変わっているので、今回はFlutter2.0に対応済みの技術書のみを紹介します!
目次
Flutter初心者向けの技術書
おすすめ①:Software Design (ソフトウェアデザイン) 2022年04月号
まず最初におすすめしたいのが「Software Design 2022年4月号」です。
クロスプラットフォーム開発の第一の選択肢として注目を浴びているFlutterは,UIの変更を即座に反映する「ホットリロード」などの機能により,高速なアプリ開発ができると言われています。本特集では,メモアプリやパズルゲームなどの開発を通して,Flutter固有の概念「Widget」や,UIの状態管理についての理解を深めます。また,試作したアプリのテスト,ビルドから各プラットフォーム向けのデプロイまで行うことで,開発工程を一通り体験します。「Flutterって話題になっているけれど実際どうなの?」「開発効率が高いのは本当?」という疑問をお持ちなら,まずは簡単なアプリ作りを試してみてください。具体的な開発のイメージがつかめるはずです。
出典:Amazon
Software Designは技術書と言うよりも技術系の雑誌なのですが、2022年4月号ではメインの特集としてFlutterが取り上げられています。
雑誌ながら基礎的な文法や使用プログラミング言語のDartについても解説がされているので、まずはFlutterのざっくりとしたイメージを知りたいという方は読んでみるのがおすすめです。
Flutter未経験の方はまずこれを読んでみて、ざっくりな概要を掴んだ後にこれから下で紹介する2冊を検討してみるという感じで全然良いと思います。
おすすめ②:現場で使えるFlutter開発入門(2021/8/24発売)
次におすすめしたいのが「現場で使えるFlutter開発入門」です。
Flutter開発に必要な知識を一冊に凝縮しました!
Flutterとは、Google社が開発しているモバイルアプリケーションフレームワークです。クロスプラットフォームに対応しているため、1つのソースでiOSとAndroid、Webに対応したアプリケーションを開発することができます。
本書は、これからモバイルアプリ開発を始める方のために、Flutterによる開発体験を手を動かしながら学ぶことができる書籍です。リファクタリングやCI/CDなど、チーム開発には欠かせない知識も詰め込み、すぐに現場で使える1冊となるようにしました。
本書を通じてFlutter開発手法を学び、快適なモバイルアプリケーション開発を体験してください。
出典:Amazon
この技術書ではタイトル通り、実際の現場で使われている開発手法や実装方法が解説されているので、今後Flutterでアプリ開発を本格的に勉強してみたいという初学者の方には非常におすすめな一冊です。
具体的には、
- レイアウト
- アニメーション
- 状態管理(StatefulWidget、Redux、Provider)
- データベース(SQLite、Firebase Firestore)
- ネイティブ連携(MethodChannel、EventChannel、MessageChannel)
- 課金
- ローカライズ
- リファクタリング・デバッグ
- CI/CD
- Flutter Web
と言ったFlutterでアプリ開発をする際に使われる知識、手法が丁寧に書かれています。
正直この一冊あればFlutterでのアプリ開発の全体像をほぼ網羅できると言っても過言ではない程内容が濃いです。
項目ごとにジャンル分けをしてそれぞれで詳しく実装方法が書かれているので、自分が作りたいアプリに使う項目のページだけ参照して辞書的な使い方も可能になっています。
先程紹介した「Software Design 2022年04月号」でFlutterに触れてみてもっと深く知りたくなったらステップアップとして検討してみるのがおすすめです。
おすすめ③:作って学ぶ、FlutterとFirebaseを使ったアプリ開発(2021/6/15発売)
最後におすすめしたいのは「作って学ぶ、FlutterとFirebaseを使ったアプリ開発」です。
本書では、クラウド画像管理アプリの開発を通じて、Flutter・Firebaseを使ったアプリ開発に必要な知識・技術を広く獲得することを目指します。
プログラミングを学ぶのではなく、アプリ開発を学ぶことをテーマとしています。ですので、プログラミング言語・ライブラリなどの細かい使い方の説明は行っていません。一方で、仕事や個人でアプリ開発をする際に必要となってくる、設計・アーキテクチャ・状態管理といった内容を盛り込んでいます。
出典:Amazon
この技術書はFlutterとFirebase使った本格的なアプリ開発を経験してみたいという方におすすめな一冊です。
FirebaseとはGoogleが提供しているWebとモバイル向けの開発プラットフォームで、開発元がFlutterと同じGoogleという事もあり非常にシステム的な相性が良いのでアプリ開発の際によくセットで使われます。
Firebaseではバックエンドでよく実装される機能がパッケージとして提供されており、それらパッケージを使うことで処理を簡単に実装ができてしまいます。
(提供されている機能としては、データベースやユーザー認証、ホスティングなどがあります。)
Firebaseについては「PythonプログラムとFirestoreを接続して気軽にデータベースを利用する方法を解説!」で解説しているので良ければ参考にしてみてください。
PythonプログラムとFirestoreを接続して気軽にデータベースを利用する方法を解説!
Flutterの基礎をある程度知っているのが前提で書かれた技術書なので、完全な初学者の方には少し難しい内容だと思いますが、その分クラウドサービスを絡めた本格的なアプリが作れるようになるので更にステップアップしたい方は検討してみるのがおすすめです。
Flutterは今後更に普及していくフレームワーク
ここまで2022年最新のFlutterおすすめ技術書を紹介してきました。
今後他におすすめの技術書が見つかったら随時更新していくつもりです。
Flutterはまだ登場したばかりのフレームワークですが、Googleの気合の入り具合もあり採用している企業はどんどん増えているので今のうちから習得してみるのがおすすめです。
最近はモバイル以外にもWebやデスクトップのアプリも作れるようになっているので、近い将来Flutter一つであらゆるアプリが開発可能な世の中になっているかもしれませんよ…
この記事が少しでもFlutter初学者の参考になれば嬉しいです。
このブログでは他にもFlutter初学者向けの記事を上げているのでよければそちらも参考にしてみてください。
【Flutter】UI構築する際の基本Widgetついて解説!【サンプルコードあり】【Flutter】Widgetのサイズを変更できるSizedBoxの使い方【サンプルコードあり】
【Flutter/アプリ開発】スクレイピングを利用して副業案件検索アプリを作ってみよう!