皆さんは「クラウドソーシング」という言葉を聞いたことありますか?
クラウドソーシングとは企業や個人がインターネット経由で業務を不特定多数に発注できる仕組みの事を言います。
似たような言葉で「アウトソーシング」という言葉がありますが、これは不特定多数に案件を発注するクラウドソーシングに対して特定の業者に案件を発注するという明確な違いがあります。
代表的なプラットフォームとしては
等があります。名前くらいは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
デザイン、ライター、マーケティング、軽作業などの様々な案件が現在出回っていますが、その中でもちろんシステム開発等のプログラミング関係の案件も色々と出回っています。
僕自身も過去クラウドソーシングで開発関係の案件を受注して売上を立てており、いい評価もいただくことができているので今回書く事はある程度信頼してもらっていいと思います。
(↓今までに対応してきた案件評価の一部)
今回はそんな僕が主にはまだ実務経験が無い「未経験エンジニア」の方向けにクラウドソーシングで案件を実際にこなしてみるのをおすすめする理由と、案件を探す際のおすすめジャンルを解説していきます。
この記事を読み終わる頃には
「よし、試しにクラウドソーシングで案件こなしてみるか!」
と一歩前進することができると思うので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
目次
クラウドソーシングをおすすめする理由
自分の力でお金を稼いだという経験が得られる
クラウドソーシングで案件を受けて仕事をするには、自分でまずは提案(営業)をしなければならず、自らアクションを起こして仕事を取る必要があります。
もちろん自分以外にも目的の案件を欲しがっている人がたくさんいるので、その複数人の中から自分一人が選ばれないと仕事は取れません。
なんか難しそうと思うかもしれませんが、始めから最適な提案ができる人なんていませんし、皆少しずつ試行錯誤していって、どうすればいい提案ができるのかを考えつつ案件を獲得していくものです。
この「仕事を自分で獲得してやりとげる」という一連の流れはなかなかできることではないです。
なぜなら世の中の社会人の多くは会社に所属していて自分から仕事を取りに行く経験が無いからです。
会社にいれば何もしなくとも勝手にタスクが降ってきて、普通にこなしていればお金をもらえるので当然ですよね。
僕も副業としてクラウドソーシングに手を出すまではそんな感じで、自分で案件を取ってくる経験なんてありませんでした。
その経験があるかないかで自分の中の働き方に関しての考え方は大きく変わると思います。
「あ、意外と会社に頼らずに自分の力で稼げるんだ」
と大きな自信につながるはずです。
実務経験が得られる
よくクラウドソーシングは実務経験に入るの?と疑問に思う方がいるみたいです。
結論から言えば入ります。
未経験者が経験者になるための手っ取り早い最短ルートはこのクラウドソーシングで案件を受注する事だと思います。
たとえ企業に属していなくても、クライアントから案件を受注してそれをしっかりこなせばそれは普通にフリーランスとして扱われるので立派な実務経験です。
「経験年数〇年」の様な継続しての求人には応募できないかもしれませんが、それ以外の求人には積極的に応募してしまって問題ないです。
ポートフォリオになる
案件を複数こなしていくと、そのクラウドソーシングサイトの実績欄にどんどん評価が足されていきます。
依頼してもらったクライアントからの評価が視覚化される事で就職の際にアピール材料になるポートフォリオになります。
実際僕もエンジニア就職する際の面接で実績画面を見せて高評価をいただけました。
他の候補者との差別化になりますし、第三者から分かりやすい形で自分のスキルを照明することで面接担当者から信用を得ることができます。
直接依頼の案件が来る
複数案件をこなしていく中で、自分から提案に行かなくても名指しで直接依頼が来るようになったりします。
自分も過去に一度一緒にお仕事をしたクライアント様から直接の案件を頂いたことが何度もあります。
過去の案件からの流れで継続しての依頼であったり、一度案件が終わっても時間が経った時に類似の案件をお願いされたりがよくあるパターンです。
依頼する側からしても、一度一緒に仕事をして信頼がある人に案件を発注したいのは当然の考えですし、もしかするとそこから新しい人脈が生まれるかもしれません。
結果、こなせばこなすほど売上は上がって次の案件の獲得が楽になっていく嬉しいサイクルになるので、そうした直接依頼を貰える様にいただいた案件には誠心誠意対応してもらうのがおすすめです。
クラウドソーシングのデメリット
単価が低い
クラウドソーシングは気軽に案件を受注できて便利な反面、依頼する企業や人の目線で考えると、「安い人件費で業務を外注できる」サービスだと思われている場合が多いです。
それにプラスして案件を依頼する側がその依頼内容の相場感が理解出来ていない事が多いという事もあり単価が低い案件が多い印象です。
更には各クラウドソーシングサイトに応じてですが大体受注金額の20%~25%ほどの手数料もかかってきます。
それらを考慮して時給換算してしまうと正直割に合わない案件が多いのは事実だと思います。
そこはエンジニアの得意分野であるプログラムを使って類似案件をまとめて自動化するなどの対策をしてカバーしていきましょう。
なお、まだクラウドソーシングを始めたばかりで一件も受注した事が無い方はある程度単価が低くても最初の実績をまずは作る事が大事なので、投資と考えてまずは飛び込んでやってみるのがおすすめです。
実績が0件なのか、1件でもついているのかは依頼する側からしても大きな差がありますので。
もちろんあまりにも低すぎる案件(地雷案件)には十分注意してくださいね。
地雷案件がたまにある
案件によっては、受注してしまうとトラブルが起きたり、相当の時間や気力を奪われる地雷案件が少なからず存在しています。
例えば過去僕が遭遇したはずれ案件の例をとしては
- クライアントと案件についてやり取りして長い時間かけて段取りを確認していたのに急に音信不通になる。
- 当初提示していた案件内容に加えて無償での追加機能を要求してくる
などがありました。
地雷案件に事前に気がつく事は難しいので運と言ってしまえばそれまでですが、対策としてはしっかりと案件を出している企業や個人のプロフィール画面をしっかり確認して、信頼性を担保した上で提案をするのが大事です。
運悪く遭遇してしまった場合は今まで費やしてきた時間が惜しいのは分かりますが、一刻も早くその案件から手を引くことをおすすめします。
あなたの貴重な時間をくだらない事で浪費するべきではないです。
おすすめジャンル
クラウドソーシングをやってみようと思ったはいいけど、何を受注すればいいの?
と思った方向けに僕がおすすめするジャンルを紹介しようと思います。
結論から言えば「Pythonを使ったスクレイピング案件(業務効率化案件)」がおすすめになります。
「スクレイピングって何?」
と思った方は「【Flutter/アプリ開発】スクレイピングを利用して副業案件検索アプリを作ってみよう!」で解説しているのでよければ読んでみてください!
【Flutter/アプリ開発】スクレイピングを利用して副業案件検索アプリを作ってみよう!各サイトで「スクレイピング」等で検索すると、この様な感じで大体10000円~50000円ほどの案件が結構見つかります。
この様なプログラム扱う案件の特徴として、一度開発してしまえば今後はそれをずっと再利用できるというメリットが挙げられます。
これはデメリットの箇所でも触れましたが単価が低いクラウドソーシング案件では非常に大きいです。
スクレイピング案件は僕の経験上、1度受ければ2回目、3回目と継続しての依頼になる事が多いです。
一度面倒な作業を自動化する便利さを知ってしまうと企業としてもそれを継続して依頼したいと思うのも自然な流れだと思います。
そうなった場合はすでに自動化プログラムは作成済みなので、ただプログラムを回して納品するだけで報酬を得ることができてしまいます。
Pythonによるスクレイピングは初学者でも手を出しやすく、結構簡単に実装できるので最初の案件としては丁度いいと思います。
Pythonを学習したいと思った方は「【必読】Pythonで仕事を取りたければ絶対読んでおきたいおすすめ技術書を紹介!」でおすすめの技術書を取り上げているのでよければ読んでみてください。
【必読】Pythonで仕事を取りたければ絶対読んでおきたいおすすめ技術書を紹介!
終わりに
ここまで僕の実体験に基づいて「未経験エンジニア」がクラウドソーシングをやったほうがいい理由とやる際のデメリットを挙げてきました。
始めはなかなか案件を取れない事もあるでしょうが、これも経験と思って是非取り組んでみてください。
きっとその経験がエンジニア就職、その先のフリーランスエンジニアになる際に必ずに役立つと思います。
とりあえず損は無いので冒頭で紹介したランサーズ、クラウドワークス、ココナラは有名所で案件も豊富なので登録しておくのがおすすめです。
このブログでは他にもエンジニア向けにアプリ開発実践や役立つ情報などを発信しているのでよければ読んでもらえると嬉しいです!
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